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他グループ「列表示切替」の解説

概要

 書籍「Excel VBA開発を超効率化するプログラミングテクニック」の特典であるIkiKaiso2.xlamのリボン登録マクロの解説のための特設ページです。


出版社の書籍のページ⇒https://gihyo.jp/book/2024/978-4-297-14023-6


リボン登録マクロ全体解説ページ⇒https://www.softex-celware.com/post/ikikaiso2


 本ページではIkiKaiso2.xlamの「他」グループの「列表示切替」の解説をします。

列表示切替

解説

 用途

 シートの列表示を「ABC」⇄「123」のようにアルファベット表記、数値表記を切り替える。各列の列番号把握に利用。


 使い方

 実際に使っている様子の動画を下記でご確認ください。

列表示の切り替え

 動画の通りですが、リボン登録マクロの「列表示切替」を押すとシートの列の表記が「ABC」→「123」→「ABC」→...と自動的に切り替わります。

 VBAコードを構築するときに特定のアルファベットの列が何列目かを把握する必要があるときが何度かあるので、その際の確認として利用できます。


 手動でのやり方

 ちなみに、こちらのリボン登録マクロ「列表示切替」を利用せずに列表示を切り替えるには下記の様にExcelのオプションの画面で「数式」→「R1C1参照形式を使用する」のチェックで切替ができます。

列表記の切替の手動の方法

 

 チェックを入れると「123」の表記、チェックを外すと「ABC」の表記になります。

 リボン登録マクロ「列表示切替」を使用しない場合は、上記のExceのlオプションを毎回起動する必要があるので手間だったりします。ちなみにExcelのオプションはアクセスキー「Alt+F+T」で起動するのが一番速い方法です。


 仕組み

 リボン登録マクロ「列表示切替」の仕組みを少し解説します。

 登録されているマクロのコードは次のようなもので非常に単純な仕組みとなっています。

  列表示の設定は「Application.ReferenceStyle」プロパティを「xlA1」「xlR1C1」のどちらかに設定するだけで、「xlA1」なら「ABC」形式、「xlR1C1」なら「123」形式となります。


 そのほか関係処理

 上記の列表記の切替処理とはまた別となりますが、「アルファベットを列番号に」変換したり、その逆で「列番号をアルファベットに」変換するような汎用プロシージャも紹介しておきます。

 下記がそのコードです。

 

 少しだけ解説しておきます。

  • ConvABCto123

説明:ABCのようなアルファベットの列表記を123の列番号に変換する

解説:引数として与えるアルファベット「ABC」からセルのアドレスを生成して、そのセルのColumnプロパティが列番号になる


  • Conv123toABC

説明:123のような列番号をABCなどのアルファベットの列表記に変換する。

解説:引数として与えるNum(整数)からその列番号のセルを参照し、そのセルのアドレス「例:$A$1」の文字列から列番号「例:A」などのアルファベットだけを抜き出す。

 

 ちなみに、「~を変換する」ような汎用プロシージャは「Convert:変換」の頭文字を使って「Conv~」と命名するようにしています。この命名ルールを徹底することで、探索汎用プロシージャを保持していても、しっかり管理してすぐに参照、利用できるようになります。


 紹介しているリボン登録マクロ「列表示」でシート上の列番号、アルファベットを視認して確認することもありますが、上記の2つの汎用プロシージャをVBAコード内で使用する方法もあります。

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