top of page

​タグ一覧

配列処理(67)

階層化フォーム(33)

ファイル操作(23)

シート・セル操作(11)

コード自動生成(10)

ユーザーフォーム(8)

図形操作(7)

GAS(5)

アニメーション(5)

技術解説(4)

副業(4)

考え方(4)

条件付き書式(4)

イミディエイトウィンドウ(3)

Enum(3)

Googleスプレッドシート(3)

ココナラ(3)

クリップボード(3)

介護(3)

開発効率化(2)

イベントプロシージャ(2)

PDF(2)

フリーランス(2)

リスキリング(2)

Excel(2)

Excel小ネタ(2)

数学(2)

Outlook(2)

文字列操作(2)

小説(2)

HTML(2)

JavaScript(2)

日報(2)

カレンダー(2)

パズル(2)

ステータスバー(1)

コード解析(1)

静的変数(1)

OneDrive(1)

バックアップ(1)

可変長引数配列(1)

ブック処理(1)

スクレイピング(1)

スプレッドシート(1)

coconala(1)

リボン登録マクロ(1)

QRコード(1)

実行予約(1)

給与計算(1)

VBA不使用(1)

リボン(1)

超勉強会(1)

六角形(1)

Excel遊び(1)

ボウリング(1)

時計(1)

スピログラフ(1)

図名描写(1)

連想配列(1)

イベント(1)

溶接ロボット(1)

VBA(1)

脱Excel(1)

Discord(1)

ECサイト(1)

CSV(1)

楽天(1)

保育士(1)

シフト表(1)

CDP(1)

楽天市場(1)

経理(1)

javascript(1)

医療(1)

文書作成(1)

LookerStudio(1)

シフト(1)

セキュリティ(1)

発注書(1)

ショートカット(1)

WebAPI(1)

色操作(1)

罫線(1)

スーパー開発ショートカット(1)

ライブラリ処理(1)

開発事例(1)

コード生成グループ「RC形式数式取得」の解説

概要

 書籍「Excel VBA開発を超効率化するプログラミングテクニック」の特典であるIkiKaiso2.xlamのリボン登録マクロの解説のための特設ページです。


出版社の書籍のページ⇒https://gihyo.jp/book/2024/978-4-297-14023-6


リボン登録マクロ全体解説ページ⇒https://www.softex-celware.com/post/ikikaiso2


 本ページではIkiKaiso2.xlamの「コード生成」グループの「RC形式数式取得」ボタンの使い方を解説します。

RC形式数式取得


解説

 用途

  選択セルのR1C1形式の数式を取得する


 使い方

 動画で実際に使っている様子をまとめているので、下記をご覧ください


 動画では次の手順で「RC形式数式取得」を利用しています。

①:「J3」セルを選択する

②:「RC形式数式取得」をクリックして実行

③:「J3」セルのR1C1形式の数式が取得されてクリップボードに格納(イミディエイトウィンドウに確認表示)

④:「J3:J12」セルに数式を設定するプロシージャ(Test_説明用1)が途中まで出来ているので、この貼り付ける数式の部分に貼り付け

⑤:「Test_説明用1」を実行すると、「J3:J12」に数式が反映されている


 解説

 

 例えば上記の動画の様にJ3の数式をそれ以下も含めJ3:J12にコピーしたい場合は、手動でやる場合は「J3セルコピー ⇒ J3:J12セル選択 ⇒ 貼り付け(もしくは数式で貼り付け)」で可能ですが、貼り付け先のJ3:J12の範囲が毎度変化する場合はこれをVBAで自動化が必要になってきたりします。

 VBAでやる場合は最終行を取得して、「貼り付け先のJ3:J**の範囲」を自動取得して、「J3セルコピー → J3:J**セル選択 → 貼り付け(もしくは数式で貼り付け)」をマクロの記録などを利用してやれば事足りるのですが、この方法だと次のようなデメリットがあります。

  • J3セルの数式が失われた場合に元情報が無くなって詰む

  • セル範囲のコピー&ペーストは処理に時間がかかる(実際はそこまで影響しないので無視してよい)


 特に1番目のデメリットが大きいので、元のJ3セルの数式は壊されないように見えないセルにコピーしておくか、VBAコード内に記述しておいて呼び出せるようにしておく。などがより信頼性の高い実装となってきます。


 次に、普段Excelを使っていて見慣れている数式はA1形式だと思うのですが、こちらだと全部異なる数式が入っているように見えます。

A1形式の表示

 これを「R1C1参照形式」の表示に切り替えると、すべて同じ数式になります。

R1C1形式の表示

 ちなみに、「R1C1参照形式」への切り替えはExcelのオプションの下記画面にチェックを入れるか、もっと手軽に行うには「IkiKaiso1」タグ⇒「他」グループ⇒「列表示切替」で表示を切る変えるようにしてください。

R1C1参照形式を使用するにチェック

 動画で作成したコードのスクリーンショットですが、このようにセル範囲に同じ数式を入れる場合は、R1C1形式(Rangeオブジェクト.FormulaR1C1プロパティ)で変更するようにしています。実はA1形式(Rangeオブジェクト.Formulaプロパティ)でもほとんど問題が無いのですが、行の挿入等による表の移動による影響を回避できないなどのほんのわずかなエラーが考えらるので、筆者はR1C1形式を採用しています。

R1C1形式の数式の貼付コード

 利用場面

 上記で説明している「特定のセル範囲に数式を複製する」処理ですが次のような場面で利用します。


 下記図のように、ヘッダーだけ用意してあって毎度異なる表が出力されるようなシートがあったとします。実際に表が二次元配列として出力された後で、年齢(J列)だけ後で数式を入力したいとします。

表の出力と数式の反映の流れ

 実際に年齢(J列)の数式の反映だけをVBAコードで抜粋すると次のようになりますが、出力する二次元配列の行数に応じてセル範囲を変更して、同じ数式を反映するようにしています。

 ちなみに下記数式では基準セルから最終行番号を取得する汎用プロシージャGetEndRowを利用しています。

数式反映の部分の処理抜粋


 そのほか「RC形式取得」の便利なところ

 コピーしたいセルの数式にダブルクォーテーション「"」などが含まれているとします。

 例えば次のような数式の場合だと分かりやすいです。

 特定の列の値が空白ならそこの値は空白にするような処理で、Excelの数式で頻出の構築です。この数式をR1C1形式の表示にしてから、数式タブの数式をコピーしてVBAコード内に貼り付けます。(""で囲むことを忘れないようにしてください)

手動で数式をコピーしてくる

 「これでOKだ」と思って「Test_説明用3」を実行してみると、なんかおかしな結果となっていて。数式を見てみると元の数式ではなくなっているのが見て取れます。

数式が崩れている結果

 元の数式は

=IF(RC[-8]="","",ROUNDDOWN(YEARFRAC(RC[-3],TODAY()),0))

でしたがこれが、

=IF(RC[-8]=",",ROUNDDOWN(YEARFRAC(RC[-3],TODAY()),0))

と勝手に変更されています。


 こうならないようにするには元の数式の「"」を「""」に置き換えておく必要があり、本来VBAコードに貼り付けるべき必要のある数式は次のようになります。

"=IF(RC[-8]="""","""",ROUNDDOWN(YEARFRAC(RC[-3],TODAY()),0))"

数式の「”」は「""」に置き換える必要がある

 実はこのような補助処理も「RC形式取得」ボタンのマクロでは行っていて、その点では手動で行うより効率化できるように考えて処理を組み込んであります。

コメント

5つ星のうち0と評価されています。
まだ評価がありません

評価を追加
Softex-Celware

​インボイス登録番号:T5810983887134

  • Facebook
  • Twitter
  • YouTube

©2023 softex-celware。Wix.com で作成されました。

bottom of page