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開発事例 勤務時間からの給与計算

今回紹介する開発事例は「勤務時間からの給与計算」のExcelツール

VBAは使用せずにExcelの標準機能のみから簡単なものを構築した例

給与計算の方法は会社ごとに異なってくるので、その都度オーダーメイドとなる場合がある。


【背景】

各従業員の出勤、退勤時間や休憩時間などの入力から、労働時間、残業時間などを自動的に計算して、給与等も計算する。

また各従業員ごとの勤務時間等を1つのシートでまとめて閲覧できるようにしたい。


【詳細仕様】

・従業員ごとに入力する勤務時間の情報は有給取得時間出張かどうか出勤時刻退勤時刻休憩時間深夜帯休憩時間

・従業員ごとに給与計算に関わる値として基本給時間給時間外時給法定外時給深夜割増時給休日出勤時給

・日曜日は休日、法定休日は事前に登録して判定する

・5:00~22:00の間は通常勤務で時間給で計算、で22:00~5:00(29:00)は深夜勤務で深夜割増時給で計算

・5:00~8:00の間は早出の時間帯として判定して表示する(給与計算には関係してこない)

・実働時間は(退勤時刻 - 出勤時刻 - 休憩時間 - 深夜帯休憩時間)で計算し、8時間を超える分を時間外労働時間として時間外時給で計算する

・集計シートにおいて、各従業員シートから各日付の有給出張休憩時間実働時間早出時間をまとめて見れるようにする


【技術要素】

・出勤時刻、退勤時刻から早出時間帯、通常時間帯、深夜時間帯にどれだけ労働時間があるかを計算するテクニック。

・従業員ごとのシートから1シートに集約するためにOFFSET関数、INDIRECT関数を活用するテクニック


【レイアウト】

○「設定」シート

こちらに法定外休日の日付を一覧で入力する

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従業員ごとのシート

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「設定」シートで入力した法定外休日をCOUNTIF関数で判定している。

また、休日に当たる部分は網掛けの条件付き書式を設定することで、2種類以上の色で情報を確認できるようにしている

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・年月は次に説明する「集計」シートにて設定したものを参照している(ここで入力は不要)

・出勤時刻、退勤時刻から早出時間帯、通常時間帯、深夜時間帯にどれだけ労働時間があるかを計算するために、各時間帯での労働時間を1時間ごとに分けて計算している。

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・時刻の入力は計算がしやすさと、ルールの統一性を優先して0時以降は24時、25時と入力するようにしている。

・従業員の数だけ複製して使用できるようにしてある。

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○「集計」シート

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・B列の従業員氏名をシート名として参照し、従業員別シートでの名前定義(有給、出張、休憩、実働、早出)なども利用してOFFSET関数とINDIRECT関数で値を参照するようにしている。

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