気づきが連鎖する現場主導の業務自動化──「気づき誘発型」ビジネスモデル
- yuji fukami
- 5月19日
- 読了時間: 3分
更新日:5月21日
当方はExcel VBAを活用した業務改善ツールや自動化マクロの開発を個人で請け負っている個人事業主ですが、今回は、私が提供している開発サービスの中で、自然と新たな受注が次々と生まれる“現象”についてお話ししたいと思います。
■ きっかけは「小さな困りごと」から
最初のきっかけはいつもシンプルです。現場の担当者が、
「この作業、毎回手でやっているけど、自動化できないかな?」
といった、ちょっとした疑問や不便さを感じるところから始まります。その段階では、現場も「自動化が本当にできるかどうか分からないけど…」という程度の認識です。
私はそのような依頼に対して、業務内容を丁寧にヒアリングし、技術的に可能かどうかを判断した上で、現場にフィットしたツールを設計・開発し、納品します。

■ ツール導入後、現場に起きる“気づき”の変化
実際に自動化ツールを使い始めると、現場では驚きとともに次のような反応が生まれます。
「え、こんな作業まで自動化できるのか!」
「じゃあ、こっちの作業も何とかなるんじゃないか?」
「もっと早く知っていれば、あの作業も依頼してたのに…」
このように、現場の“気づき”が一気に広がる瞬間が訪れます。そしてこの「気づき」が、次の依頼へと自然につながっていくのです。

■ 自動化スパイラルの発生──気づきが次の依頼を呼ぶ
ここで起きているのは、まさに「気づき誘発型の自動化スパイラル」です。初期導入が起点となって、
現場が自動化の可能性に“気づく”
新しい業務の改善点を“発見”する
追加依頼が自然と“発生”する
というサイクルが始まり、まるで反応が連鎖するように受注が拡大していきます。

■ 営業不要な“引き寄せ型”のビジネスへ
このモデルの最大の強みは、こちらから提案を無理にしなくても、現場からどんどんアイデアが出てくる点にあります。
現場が「こういうのもお願いしたい」と自主的に動くため、押し売りではなく、共創型の改善提案が可能になるのです。
さらに、実際にツールを使って成果を体感した人が口コミで別の現場に紹介してくれるケースも多く、結果的に営業活動をほとんどせずに継続的な依頼が舞い込むという仕組みができあがります。
■ 最後に:この記事を読んでいるあなたへ
もし、今あなたの現場で「ここがちょっと面倒だな…」「この作業、減らせたらいいのに」と感じていることがあれば、ぜひ一度ご相談ください。
特にExcelをベースとした業務であれば、VBAやマクロを用いた自動化によって、大幅な作業効率の向上や属人化の解消が期待できます。
「こんなことでも依頼していいのかな?」
と思われるような小さな相談こそが、大きな改善の一歩になることが多いです。
現場での“気づき”を一緒に広げ、次のステップへつなげていきましょう。
今後もこの「気づき誘発型スパイラル」を軸に、より多くの現場と一緒に業務改善を進めていきたいと思っています。



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