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「ショートカット」グループの解説

概要

 書籍「Excel VBA開発を超効率化するプログラミングテクニック」の特典であるIkiKaiso2.xlamのリボン登録マクロの解説のための特設ページです。


出版社の書籍のページ⇒https://gihyo.jp/book/2024/978-4-297-14023-6


リボン登録マクロ全体解説ページ⇒https://www.softex-celware.com/post/ikikaiso2


 本ページではIkiKaiso2.xlamの「ショートカット」グループの解説です。

ショートカットグループ

 

 「ショートカット」グループはIkiKaiso2.xlamに標準搭載しているスーパー開発ショートカット「以下SDS:Super Development Shortcut」の設定等を行うためのリボン登録マクロのグループです。

 SDSはリボン登録マクロを「リボンのボタンをカーソルでクリック」するのではなく、「キーボードのコマンド操作で実行させる」機能で、リボンから実行より迅速に各マクロを実行できるようになります。

 SDSに関しては下記記事も参考にしてみてください。


解説

 用途

 SDSの各種設定「ショートカットの設定」「ショートカットの解除」「登録ショートカットの変更」を行う。


 使い方(デモンストレーション)

まずSDSがどのようなものかを理解いただくために、実際にSDS使っている様子の動画を下記でご確認ください。


 この動画ではIkiKaiso2.xlamの中の6つのマクロをデモンストレーションとしてSDSを利用して実行しています。

SDSで実行しているリボン登録マクロ

 参考リンク


 使い方(実行手順)

 動画で最初に実行している「罫線を設定」において説明すると、手順は次の通りです。

①:「F1」キーを押してSDSを起動する

②:大区分別に登録されているコマンドが一覧で表示されるので、罫線の「4」を入力

③:罫線グループの中のマクロが一覧で登録コマンドと一緒に一覧表示されるので、「罫線を設定」の「1」を入力

④:「罫線」グループのマクロ「設定」は実行される

SDSによるマクロの実行手順

 


 上記の様に「罫線」グループの中のマクロ「設定」は「F1」→「4」→「1」ですぐに実行できるようになります。これらの数字のコマンド設定は自由に登録変更できますが、指がこのコマンドを覚えてしまえば各マクロを1秒以内に実行も出来るようになります。これは上側のリボンタブのボタンをカーソルを持っていってクリックするよりも断然早い操作です。


 IkiKaiso2.xlamのデフォルト設定では大区分(リボン登録マクロの各グループ)はテンキーの数字「0~9」および小数点(ピリオド)「.」が登録されています。

 フルサイズのキーボードであれば、左手で「F1」キーを押して、右手のテンキー操作でマクロが実行できるようになります。

大区分コマンドの割当

 


 大区分を選択した次は実行するマクロのコマンド選択ですが、こちらはリボン登録マクロの並び順に1から番号が振られています。

マクロ別のコマンドの割当


 使い方(Shift+F1で繰り返し実行)

 デモンストレーション動画の最後のほうで「列表示切替」のマクロを「Shift+F1」キーで繰り返し実行を行っていました。この機能によって再び同じマクロを「F1」→「大区分選択」→「実行マクロ選択」の3ステップコマンド操作で呼び出す必要はなく「Shift+F1」に1ステップで何度も実行できるようになります。


 使い方(実行→コード表示→ヘルプ表示の切替)

 IkiKaiso2.xlamのリボン登録マクロには「リボン操作」グループにおいて「実行モード」「コード表示モード」「ヘルプ表示モード」というマクロが登録されています。それぞれの機能は次のようになっています。

  • 「実行モード」→リボンクリックを実行モードに切り替える(デフォルト状態)

  • 「コード表示モード」→リボンクリックでそのマクロのコードを表示するモードに切り替える(VBE起動)

  • 「ヘルプ表示モード」→リボンクリックでそのマクロのヘルプページを表示するモードに切り替える(ブラウザ起動)

「リボン操作」グループ

 これらと同様の機能がSDSにも備わっています。

 具体的に大区分を選択した次の画面で実行マクロの選択画面において「スペース」キーを押すと「コード表示モード」、もう1回「スペース」キーで「ヘルプ表示モード」、もう1回「スペース」キーで「実行モード」に戻ってきます。

各種モードの切り替え

 特定のマクロのコードを確認、修正したり、ヘルプで使い方を確認したりするのに利用してください。


 「ショートカット」グループの使い方

 ここまで説明して、ようやく本題の「ショートカット」グループの使い方の説明です。上記はSDSの基本の使い方でしたが、これを理解いただいたうえでようやく説明の流れとなります。

「ショートカット」グループ

 

 「ショートカット」グループには3つのマクロが登録されていますがそれぞれの使い方を説明します。


 「スーパー開発ショートカット設定」

 SDSのショートカットキー「F1」での実行を設定します。IkiKaiso2.xlamが起動する時点で自動的に「F1」キーがSDSの起動トリガーとして設定されますが、もしこのトリガーを復活させたい時に利用してください。


 「スーパー開発ショートカット解除」

 SDSの「F1」でのショートカットキー起動トリガーを解除します。「スーパー開発ショートカット解除」を実行すると「F1」キーを押してもSDSは起動しなくなります。トリガーを復活させたい時は「スーパー開発ショートカット設定」をクリックしてください。


 「設定シート表示」

  「設定シート表示」を実行すると、次のようなシートが表示されます。

「設定」シートの中身

 このシートはIkiKaiso2.xlam内蔵のワークシートでSDSの起動ショートカットに関する設定が保存されています。

 

 次のように「スーパー開発用ショートカットの起動時のショートカット」が「ON」ならIkiKaiso2.xlamが起動時にSDSの起動ショートカットが設定されます。逆に「OFF」なら起動時に起動ショートカットは設定されません。

 デフォルトで起動時のショートカットキーは「F1」ですが、この設定が「ON」なら「F1」でSDSが起動、「OFF」なら「F1」を押してもSDSは起動しません。

起動時のトリガー設定

 もう一つの設定が「ショートカットキー設定」でSDSの起動時ショートカットを任意に設定可能です。デフォルトでは「F1」が設定されていますが、「Ctrl」+「キー」、「Ctrl+Shift」+「キー」なども自由に設定可能です。なおこの設定は次回IkiKaiso2.xlamの起動時に反映されます。

起動ショートカットの設定


 SDSの登録コマンドの変更

 SDSの登録コマンドはデフォルトで「0~9」などのテンキー操作が設定されていますが、これらは他のアルファベットなどの文字を登録することもできます。

 これらの詳細の変更は別のマクロ付ブック「スーパー開発ショートカット設定 ver1.**.xlsm」を利用すれば可能です。

スーパー開発ショートカット設定 ver1.**.xlsm」の詳しい使い方は下記リンクを参考にしてください。


 IkiKaiso2.xlamのSDSのデフォルトのコマンド設定は「スーパー開発ショートカット ver1.**.xlsm」内では次のようになっています。

デフォルトのSDSコマンド設定

これらの設定は下記の「スーパー開発ショートカット設定(IkiKaiso2用 テンキーコマンド) ver1.02.xlsm」に設定済みです。



 次に上記のような数字コマンドではなくアルファベットでのコマンドの例も示します。

 具体例として次のような設定です。

アルファベット形式のコマンド設定

 各大区分やマクロ名の頭のアルファベットを取ってきたり、アルファベットが他で使用済みの場合は日本語のローマ字表記の頭のアルファベットを取ってきたりしますが、とにかく「覚えやすいコマンド」を徹底しています。これは設定すべきコマンドは人それぞれでしょうが、とにかく覚えやすいコマンドとしておくことで、いち早くSDSによるコマンド操作を指に覚えこませて、各種マクロを瞬時に実行できるようにして効率化を実現できるようになります。


 全体の設定は次の通りです。

アルファベット形式のコマンド設定全体

 大区分のコマンドは次のようになっています。

アルファベット形式のコマンド設定の大区分

 これらの設定は下記ファイルの「スーパー開発ショートカット設定(IkiKaiso2用 テンキーコマンド) ver1.02.xlsm」内に保存されています。


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