プログラミングだけでは稼げない。これからの時代に求められる「要件定義力」とは？

yuji fukami
5月21日
読了時間: 4分

※本記事は、OpenAIの言語モデル（ChatGPT）を活用して草案を作成し、最終的な編集・調整は筆者本人が行っています。

「プログラミングができれば稼げる」——そんな考えで学習を始めた人は少なくないでしょう。しかし、実際に現場で仕事を得て、収入につなげるにはもう一段階上のスキルが求められます。それが「要件定義力」です。

この記事では、現役でVBAを使ってクライアントワークを請け負っている私の経験をもとに、特に文章ベースでのやり取りで必要になる“要件定義力”の考え方と具体的なノウハウを紹介します。

なぜ、要件定義力が必要なのか？

結論から言います。コードが書けるだけでは、仕事にはなりません。

なぜなら、クライアントは「プログラムを書いてほしい」とは言いません。彼らが求めているのは、「目の前の業務の課題をどうにかしてほしい」という“問題解決”です。

この「問題解決」のために、

何に困っているのかを引き出す
どのような仕組みで解決するのかを提案する
双方納得のいく仕様に落とし込む

この全てを担うのが「要件定義」です。

プログラミングスキルが“手”だとすれば、要件定義力は“頭”。この“頭脳”の部分が抜けたままでは、どれだけスキルがあっても、誰にも頼まれないし、仕事になりません。

要件定義には2種類のやり取りがある

1. オンラインミーティング（ビデオ通話型）

例えるなら“ラリー”型：テニスや卓球のように即応力が求められる
長所：画面共有などで状況把握が早い
短所：すぐに的確な返答を求められる高度なスキルが必要

2. メッセージのやり取り（文章型）

例えるなら“キャッチボール”型：構え直してじっくり対応できる
長所：時間をかけて読み解き、丁寧に提案できる
短所：情報が欠けやすく、確認が多くなる

文章ベースの要件定義で必要な力

1. 読み取る力

主語のない文章から、何を指しているかを読み解く
曖昧な指示（これ、それ、あれ）を文脈から判断する
「この説明では不足している」と気づき、適切な質問をする
クライアント自身も言語化できていない“困りごと”を代わりに整理する

例：「このボタンで出力したい」→どのボタン？どんな形式で？出力先は？などを丁寧に確認する

2. 伝える力

主語を明確に、省略せずに書く
「これ」「それ」は極力使わない
専門用語は分かりやすく噛み砕いて説明する
図やスクリーンショットを活用する
相手の用語に合わせて説明する（例：「タブ」「シート名」など）

例：「このマクロをシートに追加します」ではなく、「Sheet1の左上に『出力』という名前のボタンを追加し、それを押すとA列のデータをPDFで出力します」

3. 情報整理力

案件ごとにフォルダ分けする（例：2025_Q1/顧客名_案件名）
やり取りの履歴・提案資料・納品物を一元管理

実際にどうやって身につけるか？

この力は、机上の知識だけでは絶対に身につきません。

最初は「ここまで聞いていいのか？」「失礼にならないか？」と不安になるものです。けれども、現場でやり取りを経験することでしか磨かれません。

たとえば、副業サイト（ココナラ・クラウドワークスなど）に登録して、

小規模案件から始めてみる
実際に文章でのやり取りに挑戦する
相手の困りごとを聞き出し、簡単な提案を返してみる

このサイクルを繰り返すことで、少しずつ経験が「血肉」となっていきます。

まとめ

プログラミングスキルは“作る力”。要件定義力は“聞く・読み取る・伝える力”。

この2つがそろって、初めて**「仕事を受けて、納品して、お金をもらう」**という流れが成り立ちます。

いまプログラミングを学んでいる人こそ、ぜひこの“要件定義力”にも目を向けてください。

そして、文章だけのやり取りであっても、以下のような力が身につけば、立派なエンジニアとして独り立ちすることは可能です。

相手の意図を読み取る力
不足情報を適切に質問する力
わかりやすく提案する文章力
情報を整理して管理する力

これらの力は、すべて実践の中で磨いていけます。

一歩踏み出す勇気と、地道な経験の積み重ねが、あなたを“稼げるプログラマー”へと導いてくれます。