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今治Excel教室|第6回レポート 印刷設定およびPDF化の基本

  • 執筆者の写真: yuji fukami
    yuji fukami
  • 44false02 GMT+0000 (Coordinated Universal Time)
  • 読了時間: 11分

更新日:30false14 GMT+0000 (Coordinated Universal Time)

第6回 今治Excel教室を開催しました(2026年2月6日)

2026年2月6日、ローカル開催の 今治Excel教室・第6回 を行いました。


今治Excel教室|第6回レポート 印刷設定およびPDF化の基本

お客さんから送られてきたExcelファイルを、いつも通りに印刷しようとしたら――「なぜか2ページになった」「1ページ目の一番下だけ切れて、残りが2枚目に出た」こんな経験、意外と多いと思います。


実はこれ、Excelの操作ミスというよりも、**“環境の差”**で起きることがほとんどです。たとえば、作成者と自分のPCでフォントが違ったり、プリンター設定や倍率が違ったりすると、見た目は同じでも印刷範囲だけが微妙にズレてしまいます。


そこで第6回の今治Excel教室では、印刷前に必ずやっておきたい基本手順として、

  • 改ページプレビューで「どこが2ページ目に押し出されているか」を目で確認する

  • 枠線をドラッグして、1枚に収まるように調整する

  • Ctrl+Pの印刷プレビューで「1ページに収める」設定を使って仕上げる


この流れを、実例を使って練習しました。さらに、印刷のズレを防ぎつつ資料としての信頼性も上がるPDF出力の活用まで、セットで解説しています。

まずは、今回の講座内容を1枚でまとめたインフォグラフィックからご覧ください。


今治Excel教室|第6回レポート 印刷設定およびPDF化の基本
振り返り資料インフォグラフィック

この回で扱った内容

  • 送られてきたExcelが「なぜか2ページ」になる原因は、フォントやプリンタなどの環境差が多い

  • 印刷前の基本は [表示] → 改ページプレビュー で印刷範囲(太い枠)を確認すること

  • 青い枠線は クリック&ドラッグ で動かせるので、1枚に収まるように調整できる

  • 最終仕上げは Ctrl+P(印刷プレビュー) で全体を確認する

  • 「拡大縮小」の “シートを1ページに印刷” を使うとズレを吸収しやすい

  • 長い表は タイトル行の繰り返し(印刷タイトル) を設定すると、各ページに見出しが出て読みやすい

  • ヘッダー/フッターで ページ番号(例:1/4) を入れると、資料として迷子になりにくい

  • 仕上げとして PDF出力 を挟むと、印刷ズレ防止・固定保存・共有の3点で便利

  • 最終的なルーティンは「改ページプレビュー → Ctrl+P → 必要ならPDF」の3ステップ



①まずは改ページプレビューでの印刷範囲の確認(紙を無駄にしない基本)


取引先やお客さんから送られてきたExcelファイルを、そのまま印刷しようとして――「なぜか2ページになった」「下が少し切れて2枚目に出た」「印刷範囲がズレている」こういったトラブル、かなりよく起きます。


これは自分の操作ミスというよりも、**作成者と自分の環境の違い(フォント・プリンタ設定・表示倍率など)**で、印刷範囲が微妙に変わってしまうのが原因になりがちです。だからこそ、いきなり印刷ボタンを押すのではなく、印刷する前に「印刷範囲がどうなっているか」を先に確認するのが大事です。


その確認に一番おすすめなのが、Excelの 「改ページプレビュー」 です。


改ページプレビューで、印刷範囲を“目で見て”確認する

改ページプレビューに切り替えると、印刷される範囲が 太い枠(青枠/黒枠) で表示されます。つまり、「どこまでが1ページ目で、どこからが2ページ目なのか」が一発で分かります。

  • [表示] タブ → 改ページプレビュー

  • 太い枠が「印刷される範囲」


ここで、もし枠の外に少しだけはみ出していたら、印刷すると “下だけ切れて2ページ目へ” になってしまう可能性が高いです。印刷する前に気づければ、紙を無駄にせずに済みます。

おかしい時は、青い枠線を「クリック&ドラッグ」で調整できる

改ページプレビューが便利なのは、確認だけで終わらないところです。もし印刷範囲がズレていたら、青い枠線をクリックしてドラッグするだけで、印刷範囲をその場で調整できます。

  • はみ出している部分を枠内に戻す

  • 1ページに収めたい位置まで枠を動かす


この操作だけで「なぜか2ページになる問題」がサクッと直ることが多いので、印刷前の基本手順として覚えておくとかなり強いです。


印刷プレビューでの確認
まずは改ページプレビューでの印刷範囲の確認

②印刷プレビューでよくある設定(拡大縮小の設定)

取引先やお客さんから送られてきたExcelファイルは、こちらのPCで開いて印刷すると 印刷範囲が微妙にズレる ことがよくあります。画面上では1枚に見えているのに、印刷すると下が少し切れて2ページになったり、右側がはみ出したり…という現象ですね。

こういった“ズレ印刷”を減らすために、第6回では 印刷プレビュー(Ctrl + P)で拡大縮小を設定しておく というテクニックを教えました。


Ctrl + Pで印刷プレビューを開く(まずここが入口)


まずはショートカットキーで印刷プレビューを開きます。

  • Ctrl + P(印刷プレビュー)


この画面を開くと、右側にプレビューが表示されるので、「今の状態だと何ページになるか」「どこが切れそうか」を印刷前にチェックできます。


“シートを1ページに印刷”を設定すると、環境差に強くなる

印刷プレビュー画面の「拡大縮小(スケーリング)」には、よく使う設定があります。中でも一番重要なのが、次の設定です。

  • 「シートを1ページに印刷」


これを指定しておくと、PCやプリンタ環境が違っても、シート全体が1ページに収まるように自動調整されます。つまり、「別のPCで開いたら2ページになった…」という事故を減らせるため、紙の無駄がさらに減ります。


印刷される資料を相手に渡す場面では、こういった配慮があるだけで「きちんとしている」印象になります。個人的には、この設定をしておくこと自体が 一つのビジネスマナー だと思っています。


もう一つ大事:「すべての列を1ページに印刷」(縦長の表でよく使う)

次に使用頻度が高いのがこちらです。

  • 「すべての列を1ページに印刷」


これは、表が横に長くて右側がはみ出す時に便利です。縦方向(行)は複数ページになってもOKとして、横幅だけは必ず1ページ内に収めたいときに使います。

たとえば、一覧表や明細表などで「右端の列が次ページに飛ぶのを防ぎたい」場合に効果的です。


「すべての行を1ページに印刷」は使用頻度は低め(知識として押さえる)

もう一つの設定として、

  • 「すべての行を1ページに印刷」


もありますが、これは縦方向を1ページに押し込む設定なので、文字が極端に小さくなりやすく、実務では使用頻度は高くありません。(※知っておくと役立つ場面はありますが、まずは優先度低めでOKです)


まとめ:よく使うのは「上から2つ」

拡大縮小の設定で、まず覚えてほしいのは次の2つです。

  • シートを1ページに印刷(いちばん重要)

  • すべての列を1ページに印刷(横幅がはみ出す時に重要)

この2つを使い分けるだけで、印刷の失敗が一気に減り、紙の無駄も減らせます。


②印刷プレビューでよくある設定(拡大縮小の設定)
印刷プレビューの拡大縮小の設定

③タイトル行の設定(全ページに特定の行を表示する)

出納帳や集計表、売上明細など、縦に長いExcel表を印刷する場面はよくあります。このとき困るのが、2ページ目以降に進むと「列の見出し(タイトル行)が消えてしまい、何の列なのか分からなくなる」問題です。


そこで第6回では、印刷物を見やすくする定番設定として**「タイトル行(見出し行)を、すべての印刷ページに繰り返して表示する方法」**を教えました。


これを設定しておくと、たとえば1ページ目にある「日付 / 科目 / 金額 / 摘要」といった見出し行が、2ページ目・3ページ目にも自動で印刷されます。長い帳票ほど効果が大きく、実務ではかなり重要な設定です。


こんなときに役立ちます(用途)

  • 出納帳・請求明細・集計表など、縦長で複数ページになる表を印刷するとき

  • 2ページ目以降でも、列見出しを常に表示して読み間違いを防ぎたいとき

  • 印刷物を相手に渡す資料で、見やすさ・信頼感を上げたいとき


設定手順(例:1行目をタイトル行にする)

今回の例では、1行目をタイトル行として設定しています。手順は次の通りです。

  1. [ページレイアウト] タブを開く

  2. 「ページ設定」グループの右下にある 小さなボタン(ダイアログ起動) をクリック

  3. 「ページ設定」画面が開いたら [シート] タブを選ぶ

  4. 「タイトル行」(または「印刷タイトル」内のタイトル行)をクリック

  5. シート上で 1行目 を選択する(例:$1:$1 になる)

  6. OK を押して確定


これで、印刷が複数ページになっても、毎ページの先頭に1行目が自動で印刷されるようになります。


設定できたかの確認方法(Ctrl + Pでチェック)

設定後は、必ず Ctrl + P(印刷プレビュー) で確認します。

  • 2ページ目・3ページ目を表示して、見出し行が毎回出ているかを見る

  • 出ていればOK、出ていなければ「タイトル行の範囲」が正しく入っているかを見直す


③タイトル行の設定(全ページに特定の行を表示する)
タイトル行の設定

④PDF化(Excelの標準機能を使用)

次に扱ったのが PDF化(PDF出力) です。インフォグラフィックでも紹介した通り、PDF化は「ただの保存形式」ではなく、印刷・保存・共有の場面でかなり強い武器になります。


ここでは、PDF化のメリットを3つに整理した上で、Excelの標準機能(Microsoft Print to PDF)での手順も、実際の画面に沿って解説します。


PDF化のメリットはこの3つ

①どの端末でも見られる(相手に渡しやすい)

Excelファイルは、環境によって見え方が変わったり、そもそもExcelが入っていない相手もいます。一方PDFなら、PC・スマホ・タブレットなど どんな媒体でも比較的同じ見え方で確認できるので、資料として渡すときに安心です。


②「今の状態」を固定データとして残せる(編集されにくい)

Excelのままだと、あとから簡単に編集できてしまいます。見積書・帳票・提出資料など「この時点の形を残したい」場面では、PDFにしておくと “固定データ(証跡)”として残せる ので信頼性が上がります。


③印刷前の最終確認ができる(紙を無駄にしない)

印刷プレビュー(Ctrl+P)でも確認はできますが、環境差によって「プレビューではOKでも、印刷結果が微妙にズレる」ことが起きる場合があります。そこで一度PDFに出力し、PDFを“最終成果物”として確認してから印刷すれば、印刷ミスや紙の無駄をさらに減らせます。


Excel標準機能でPDF化する手順(Microsoft Print to PDF)

ここからは、実際の操作手順です。基本的には「印刷」画面を使ってPDF化するので、入口は同じです。


手順

  1. Ctrl + P で印刷画面を開く(印刷プレビュー)

  2. プリンターの選択で 「Microsoft Print to PDF」 を選ぶ

  3. 必要なら、ここで 拡大縮小(シートを1ページに印刷 など) を整える

  4. 印刷(または保存) をクリック

  5. 「名前を付けて保存」画面で 出力先フォルダ と ファイル名 を指定

  6. 保存 をクリックしてPDF出力完了

この方法なら、追加ソフトなしでWindows標準の機能だけでPDF化できます。


【小技】出力先フォルダは“フルパス貼り付け”で一瞬で指定できる

PDF保存のとき、地味に面倒なのが「毎回フォルダを手で探しに行く」作業です。

そこで今回教えたのが、**エクスプローラー上部のアドレス欄(パスが表示される部分)**を使う方法です。


フォルダを一瞬で開く手順(おすすめ)

  1. 事前に、保存したいフォルダをエクスプローラーで開く

  2. 画面上部の アドレス欄(フォルダの場所が表示される部分) をクリック

    • すると C:\Users\... のような フルパス 表示になります

  3. そのフルパスを コピー(Ctrl + C) しておく

  4. PDF保存画面(名前を付けて保存)で、同じアドレス欄に 貼り付け(Ctrl + V)

  5. Enter を押すと、そのフォルダに一発で移動できます


これを覚えておくと、「どこに保存するんだっけ?」と探し回る時間がほぼゼロになります。PDF化を日常的に使うなら、かなり効く時短テクニックです。


まとめ:PDF化は“仕上げ”として入れると強い

  • PDF化は「共有しやすい」「固定データとして残せる」「印刷前の最終確認になる」

  • Microsoft Print to PDFで、Excelの標準機能だけで出力できる

  • 保存先は“フルパス貼り付け”で一瞬で指定できる

印刷前のルーティンとして、必要なときは PDF化まで行ってから印刷すると、失敗がぐっと減ります。


④PDF化(Excelの標準機能を使用)
PDF化の手順

⑤ページ番号を自動的に設定(ヘッダー/フッター)

印刷が複数ページにわたる資料で、意外と困るのが 「この紙、何ページ目?」問題 です。ページがバラけたときに順番が分からなくなったり、複数資料が混ざったときに混乱したりします。


そこで第6回では、資料を“帳票として整える”ための仕上げとして、ヘッダー/フッターでページ番号を自動で入れる方法を教えました。

たとえば、フッターに「1/4」「2/4」…のように入れておくと、紙で見たときの分かりやすさが一気に上がります。こういう一手間が、実務では「丁寧な資料」に見えるポイントでもあります。


こんなときに役立ちます(用途)

  • 印刷が2ページ以上になる帳票(出納帳・明細・集計表など)

  • 提出資料を紙で渡すとき(バラけても順番が分かる)

  • 社内共有で資料が混ざりやすいとき(取り違え防止)


設定手順(フッターにページ番号を入れる)

ページ番号の設定は、ページレイアウト → ページ設定から行います。添付画像の通り、操作の流れは次の通りです。

  1. [ページレイアウト] タブを開く

  2. 「ページ設定」グループの右下にある 小さなボタン(ダイアログ起動) をクリック

  3. 「ページ設定」画面が開いたら [ヘッダー/フッター] タブを選ぶ

  4. 「フッターの編集」(または「フッター」欄)を選択

  5. フッター編集画面で、ページ番号を入れたい位置(例:右側)をクリック

  6. 挿入ボタンから 「ページ番号」 と 「総ページ数」 を入れる

    • 例:「ページ番号 / 総ページ数」→ 1/4 の形式になる

  7. OK で閉じて確定


※今回の講座では、実務でよく使う 右下(右側フッター)に「1/4」形式 を入れる例で解説しました。


設定できたかの確認(Ctrl + Pで最終チェック)

設定後は、必ず Ctrl + P(印刷プレビュー) で確認します。

  • 1ページ目に「1/○」が入っているか

  • 2ページ目以降が「2/○」「3/○」…と自動で変わっているか

  • 位置が見やすい場所(右下など)になっているか


これが確認できれば、ページ番号設定は完了です。


ひとこと:ページ番号は“資料の見た目”を整える最後の一手

ページ番号は、内容を変える機能ではありませんが、「読み手の迷いを減らす」「資料として整って見える」 という意味で効果が大きいです。

複数ページになりそうな資料では、印刷前の仕上げとしてぜひ入れてみてください。

⑤ページ番号を自動的に設定(ヘッダー/フッター)
ページ番号を自動的に設定(ヘッダー/フッター)

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